八坂神社
所在地 龍ケ崎市長沖新田町1
京都の八坂神社を総本社とし、素戔嗚尊(すさのうのみこと)を祭神とする神社です。神仏習合の江戸時代までは牛頭天王を祀り、天王様、祇園さんと呼ばれていました。明治元年(1868)の神仏分離令により八坂神社と改められました。明治15年長沖新田の村社となりました。
水速女命合祀

拝殿には右に「八坂神社」左に「水神宮」の扁額が掲げられています。これは、素戔嗚尊だけでなく、水の神である水速女命(みずはやのみこと)が合祀されているからです。
社殿は平成5年(1993)に新築され、起源は不詳ですが道仙田の町場が出来たころと考えられます。社殿左の記念碑は、御神輿の修繕過程の記録で、明治24年(1891)に現在の我孫子市布佐の工匠によって神輿が修理されたこと、そして約70年が経過し、破損が激しく渡御するのも難しくなり、氏子総代一同町民の積み立てを行い、東京浅草の神輿工匠に修理を依頼して、昭和36年(1961)に完成していることが書かれています。
境内には、平成19年(2007)の石造りの鳥居、明治16年(1883)の手水石(ちょうずいし)、宝暦6年(1756)の石塔(銘は不明)が建立されています。また、社殿右側には「不見・不聞・不言」の三猿が浮き彫りされた三猿刻像塔があり、「于時元禄十三庚辰歳 奉造立庚申尊 十月朔日 同行九人 敬白」、これは元禄13庚辰(かのえたつ)の年(1700)に造立された庚申尊であると刻まれていますので、この神社では最も古い石塔です。長沖新田や道仙田河岸の発展経過を示すうえで貴重な資料となっています。
なお、境内には厳島神社が祀られています。
祭礼
夏祭りの定番祇園祭が行われます。かつては旧暦6月14~16日に行われていました。現在は7月の第3月曜日(海の日)に最終部を合わせ、土、日、月(祭日)の3日間行われています。初日は出御式が行われ、社殿から境内に置かれた御仮屋までの神輿渡御が行われます。二日目は公民館にてカラオケ大会が行われます。三日目は修祓式、町内神輿巡行、最後は返御式が行われます。神輿巡行は少子化の影響により軽トラックで運んでいます。 祭半纏には「道仙田上組」や「下河岸中組」と書かれていて、かつて栄えていた道仙田河岸を意識した祭礼となっています。